ブリードスペース
振り返れば、大型サイズ作出に挑戦する前の2010年度は
リビングルームにあった棚の中で常温管理をしていました。
盛夏時期は深さのあるケースを用意し、氷水と保冷剤を
入れたケースの中に、菌床ボトルを投入し、毎日朝晩
氷水を取り替えていました。
当時、「専用ブリードルーム(スペース)なぞマニアの方がやる
もんだ。」
そう考えていましたが、おそらく私も既に十分マニアック
なんでしょうか・・・
その後、ワインセラー、ショップレンタルスペース飼育管理を
経て大型作出への挑戦から3年目となる2013年度より、
実家6畳の洋室に2畳程のスペースを作り、
エアコン管理による「ブリードスペース」を設置し
飼育管理を始めています。
小さいながらもブリードスペース設置にあたり
我が家には幾つかの拘りが。
一番の拘りは*「窓なしスペース」
ブログでも紹介していますが、メルリンさん
ブリードルームを主水さんと訪問させて頂きました。
トップブリーダーであるメルリンさんは、
「窓なしの専用ブリードルーム」
明かりを最小限に抑えた環境です。
我が家の場合作業は、ブリードスペースでなくとも
出来るため、完全に幼虫のための飼育専用スペース。
少し大きなワインセラーのイメージですね。
間仕切りとして「遮光&遮熱&防音」カーテンを使用しています。
「遮光&遮熱&防音」特に音にも拘る防音カーテン。
おそらく今のところ他にはいないのでは。
また既にエアコン管理をされている方々の情報を聞く
限り、特に季節の変わり目の温度管理に皆さん苦慮され
ているようです。
例え狭くとも「温度の安定」を最優先することに。
2014年度からは、保温&断熱シートを床、壁、天井に
取り付けています。
*その1.プラズマクラスターエアコン
風が直接あたらないロングパネル気流(包み込む気流)
プラズマクラスター エアコン(浮遊カビ菌を除去)
2012年の型落ちモデル。
*その2. 防音カーテン
質量は1.2Kg/と重く遮音性能は高いです。
遮光1級ですのでスペース内は真っ暗になります。
よってキノコ子実体の発生は軽減することが出来るの
ではと考えています。
*その3.スチールラック
ルミナス・レギュラーシェルフを選択しました。
耐荷重250Kgとかなり安定感があります。
防錆加工タイプ。
*その4. 温度・湿度計
おんどとり データローガ 温度・湿度計測タイプ
温度・湿度それぞれデータをパソコンに吸い上げることが可能。
記録データ数は8,000個。
60分間隔で約1年間連続記録が可能です。
*その5. 保温&断熱対策
効果の検証目的もあって2013年度には敢えてやらずにいた
スタイロフォームと保温&断熱シートによるブリードスペース
環境改善を2014年度からは実施しています。
断熱材とは、外気温の影響を和らげ、屋内の温度を一定に
保つ部材。
スタイロフォームの熱を伝えにくい特長は、
冬の寒さ はもちろんのこと、暑さにも有効。
また温度を一定に保つことで、冷暖房のエネルギー消費を
抑える効果が期待できます。
ほぼイメージ通りのブリードスペースとなりました。
本当嫌味な程にやりたい放題。
これは頑張って先行投資分を回収しないといけません。
大型サイズ複数頭作出!
その前に産卵させないと始まりませんが・・・(^_^;)